シャクヤク〜美容と栄養〜
シャクヤク(芍薬)は、漢方薬として用いられるボタン科の多年草。
シャクヤクはボタン科ボタン属で
中国北部から朝鮮半島北部に分布する耐寒性の強い宿根草で、
現在シャクヤクとして展示されているものは
そのほとんどが品種改良されたものです。
中国では、「花王」ボタンに次ぐ中国第二の花として
「花相」と呼ばれています。
血液を滋養し、婦人科系の働きを整えます。
漢方では益気・補血薬(婦人向けの強壮薬)として、
月経不順・生理痛・冷え性・不妊症・帯下などに使われます。
緊張を緩和したり、痛みを止める作用があるので、
筋肉のこり・腹痛・身体疼痛・手足のひきつれ・胃けいれん・
下痢などに応用されます。
シャクヤクに含まれるペオニフロリンなどの有効成分には、
鎮痛鎮静・筋弛緩・抗けいれん・血管拡張・
抗炎症などの幅広い効果が報告されています。